今日は早足で長距離を歩かねばならず、生来足が外側に曲がっている自分は現在進行形で激しい痛みに襲われています。老後が怖い。
最近ぼちぼちと電子書籍が売れいて小心者の自分としてはビビってしまいますが、地道な活動の結果なのかなぁと自惚れれば悪い気はしません。
今回は
忌川タツヤさんのコンビニ病棟 ショートショート傑作選。
三十近くの短編が集められたこの作品。十千しゃなおが読後に抱いた感想は「読みやすい」です。
これは忌川さんの丁寧な文章はもとより、ショートショートという形態が電子書籍に非常に向いているのだと思います。
一つ一つの物語が短いためキリの良いタイミングで休むことができ、電車内などで電子書籍を読もうと考えている方には便利だと思います。
物語自体について言わせていただくと、オチを読ませないお話になっていて、「え? ここからどうするの?」と一種のハラハラドキドキを感じさせてくれたり、出オチだったり、綺麗にまとまっていたり、様々な顔を垣間見ることが出来ます。
個人的には〈どうせなら一億〉〈コンビニ・キャッツアイ〉〈物語は終わりを迎える。〉の三作品がオススメです。
特に〈物語は終わりを迎える。〉は意欲的な作品であり、ショートショートだから出来る、ショートショートでしか出来ないという、ある種の完成形な気がします。
十千しゃなお的に「コンビニ病棟 ショートショート傑作選」はバラエティに富んでいる度星5つです! そろそろ○○度のネタが枯渇しそう。