『落語り帳』シリーズ最終巻・『落語り帳~楽日~』が発売されました。
が、誤字直しと無料キャンペーンがあるので少々お待ちくださいませ。
無料キャンペーンは明日から行う予定ですが、ちょっと諸事情で設定出来ない可能性もあるので、値段をしっかり見てDLすることをオススメ致します。
いやー、終わっちゃいましたねー。
このシリーズは十千にKDPの楽しさを教えてくれた初めての作品だったので、ちょっと感慨深くもあります。
出してなかったら辞めてたかも、みたいなことはありませんが、今とは大分KDPに対するスタンスが違ったかもしれません。
内容的にはかなり原点回帰した感じになっているので、結構あっさりしています。
こんな感じです(収録したものから一つ)。
……まぁ、こんなに短くあっさりしたのは他にないですけど。
が、誤字直しと無料キャンペーンがあるので少々お待ちくださいませ。
無料キャンペーンは明日から行う予定ですが、ちょっと諸事情で設定出来ない可能性もあるので、値段をしっかり見てDLすることをオススメ致します。
いやー、終わっちゃいましたねー。
このシリーズは十千にKDPの楽しさを教えてくれた初めての作品だったので、ちょっと感慨深くもあります。
出してなかったら辞めてたかも、みたいなことはありませんが、今とは大分KDPに対するスタンスが違ったかもしれません。
内容的にはかなり原点回帰した感じになっているので、結構あっさりしています。
こんな感じです(収録したものから一つ)。
・もちろん〈知れたこと〉
一年生の五月。
亜美と楓は一緒に下校しながら、明日の話題で盛り上がっていた。
「明日は遠足だな。集合場所まで一緒に行くか?」
「うん、もちろん!」
顔を合わせることなく、前を向きながら話す二人。
「じゃあ、集合時間が九時半だから、九時の電車に乗るか」
「うん、もちろん!」
「荷物は何持ってく? あ、楓のことだからどうせ変なもん持ってくんだろ?」
「うん、もちろん!」
「……おもちゃとか?」
「うん! もちろん!」
「勘弁してくれよ。何だか知らないけど私が先生に怒られるんだから……あ、そだ。お菓子は持ってくよな?」
「うん、もちろん!」
「それじゃ、これから駅前の方に行って買いに行くか?」
「もっちろん!」
「決まりだな。途中、お金下ろしに行くけど、楓は平気?」
「もちろん!」
「ふーん、珍しい……」
亜美はどこか感心したかのように頷き、そして何かに気づいた。
「……本当は私の話、何も聞いてないだろ?」
「もちろん!」
……まぁ、こんなに短くあっさりしたのは他にないですけど。