十千しゃなお 電子書籍 オススメ

電子書籍。その中でも素人さんの作品を紹介するサイト。だったはずが最近は全く紹介出来ていないサイト

2014年06月

生存報告的な?
いや、Twitterの方には毎日一回はつぶやいているので生きているのは明かなのですが。
前回のブログからそれなりに時間は経ちましたが、そうですねー、かなり充実した時間を送っているのかなと個人的には思っています。大満足みかん並に大満足です。
おかげで最近目が悪くなった気がします。眼鏡無しでは5と6と8の区別がつかない程度に。

……久しぶりにこんな長文書いてますねー。ちょっとびっくり。
とか言うと、リタイアしたみたいで嫌なんですけれどもけれども。
リタイアはしてないですよねー。むしろその逆。今は意識高い系。相当。
何だかんだ好きなんでねー。セルフパブリッシング。出すのも読むのも。誰でも、どんな作品でも出版出来るっていう状況(一部違反的なものを除く)。混交な感じ。好きです。
ある人は無料キャンペーンを必要経費と考え、ある人は無料キャンペーンを悪習と考える。
ある人は広告として表紙に力を入れ、ある人はそれをあざとい浅ましいと見る。
等々。
どっちが間違いとかじゃなくて、正解が誰にもわからない状況。嫌いじゃないです。
まぁ、ぶっちゃけ十千は面白ければそれでいいじゃんという、作者よりも読者的な考え(いや、読者がどんな考えなのかは実際わからないですけど)なので、何でも楽しめているのかもしれません。
ただ、そんな十千にも不満はやっぱりありまして。今のセルフパブリッシング界が抱える歪さにはどうにも耐えられません。
いつかは解消されるのかなって、人と時間任せにしていたのですが、ふと思ったんです。それって相当歪んでるなって。
だってあれですよ? ついさっき書いたように正解が誰にもわからない状況なのにですよ? もしかしたら十千が歪だと思っている部分を良いものだって考えてる人もいるかもしれないじゃないですか。
それなのに、人と時間に任せておきながら愚痴る……相当歪んでる。ワガママは自分で通してこそのワガママでしょう。
だから、それはよくないなと。思い立ったわけでございます。
多分、セルフパブリッシング界、ことKDPにおいては、一番時間があるのって十千なんでね。あと、若いですし。他人任せにするよりは、自分で頑張った方が効率がいいかと。自分の理想があるのなら。
青臭いこと言ってんなー、って思われるかもしれませんが、だって実際青二才ですし。二十代前半ですし(わりとギリ)。
というか極論言ってしまえばネットでの知り合いにどう思われようが、リアルフレンドじゃない限り実害ないですし。

なんでね、これからはたまにブログの方には青臭いこと書こうかななんて。Twitterではしないですけど。そんなもん見たくないって思ってる人のところにも流れていっちゃいますしね。そこは礼儀で。


しかし、めっちゃ長文になりましたねー。疲れたのでこれでお終いです。
……え? お前が思うセルフパブリッシングの歪さと、理想ってなんだよ? です?

それはずばりセルフパブ


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しばらく、ブログ休みます。
小説も新しく書く予定はしばらくありません。
どうしてかと言いますと、今はまだ話せないのですが、特にマイナスな理由ではありません。
自分でも、本当にこの決断でいいのだろうか、という迷いはありますが、これもいいチャンスだと考えています。せっかくなので。今を逃したら二度とないまである。
多分、誰もが「は!?」って驚いてくれる理由だと思いますし、「は!?」と驚かせることが出来るように自分も精進していきたいですねー。

「しばらくってどれくらいなのよ?」んー、いい質問です。
それはまだ十千にもわからないのですが、順調にトラブルなく進めることが出来たならば、十二月くらい、ですかね。十二月くらいに二冊同時に出版させていただきます。まぁ、その前に告知するでしょうけどね。
小説の方のしばらくはそれくらいです。そのあとは新しいの書きますよ。やめたわけじゃないですしね。
その頃にはセルフパブリッシングを取り巻く環境ってどうなってるんでしょうかね。変わってるのか変わっていないのか。変わっていたとして、それはいい意味なのか悪い意味なのか。今の環境にも満足していますが、未来のことを考えるのはとても楽しいものです。

ブログの方はどうでしょうね。もっと早いかもしれません。

人生の転機というとかなり大袈裟ですが、創作活動の上では重要な転機になると考えているので、心優しい方は応援してくださると幸いです。
 


……こういうこと言うと、「でたー!引退宣言しといて即行戻ってくるやつ!」とか言われそうですけど、引退宣言してないんでね。しばらくしたら戻りますよって言ってますし。
むしろ、すぐに戻ってきたらそれは失敗に終わったことを意味するので、応援してくださる方は「戻ってくんな!」って感じでお願いします。 



 ある日の放課後。
 部室にて、それぞれ机の上に鏡を置き、僕とハルナさんとレミィが身だしなみを整えていると、
「遅れてすみません!」
 息も切れ切れにリンさんがやって来た。
「大丈夫ですよ。まだ開店まで時間はありますから」
 そんなに急がなくても大丈夫なのに。走ってきたのか、肩を上下させて息をする姿を微笑ましいなと眺めていると、彼女の髪型がいつものお団子ではないことに気づいた。
「あれ? 今日はおさげなんですね」
「はい。たまにはいいかなぁ、と。……変、ですか?」
 いつもと違うことが気恥ずかしいのか、自分のおさげを執拗に弄るリンさんに尋ねられる。
「いえ。とても可愛いと思いますよ。お似合いですね」
「あ、ありがとうございます……」
 お世辞ではなく素直な感想を口にすると、リンさんはどこか照れの見える笑みを浮かべた。
 うん。いつものお団子もいいけど、おさげはおさげで、可愛らしいリンさんによく似合う。
 これからも機会があれば見てみたいかななんて考えていると、どこからか不満げな視線を感じた。
「……おい、アキラ」
「何でしょう?」
 名前を呼ばれ、ハルナさんの方を見る。
 すると。
 つい先ほどまでサイドポニーだった彼女の髪型はリンさんと同じおさげ髪に変わっていた。
「あれ? ハルナさんもおさげにしたんですか?」
「うむ」
 どうだ、とばかりにハルナさんは腕を組んで胸を張る。
 ……ハルナさんはどうしたのだろう。自分でもサイドポニーがトレードマークだって言っていたのに。何かまた変なことを考えているのだろうか。
「……それだけか?」
「え? 何がですか?」
 少しばかり頬を膨らませたハルナさんに尋ねられるも、一体何のことやら。他にもいつもと違うところがあるのかな。
 そんなことを考えていると、自分のおさげを摘まみながらレミィが元気よく僕の元へとやってきた。
「見るヨー、アキ! レミィもおさげネー」
「そうだね。まぁ、レミィはいつもおさげだけど、やっぱり似合うね。可愛いと思う」
 レミィはいつでもおさげ髪だから見慣れてしまった感もある。しかし、僕はこの学校でレミィが誰よりもおさげが似合うと思っていた。
「お揃いですね、レミィ先輩」
「イエス! まるでシスター、姉妹ヨー!」
 手を取り合って喜び合うレミィとリンさんの姿に微笑ましさを感じるも、
「何だこの扱いの差は!?」
 部室の中に一人、不満を漏らす人がいた。
 ……扱いの差?



 ある日の放課後。
 月に一回行っている部室の大掃除。汚れてもいいように体育のジャージに着替え、各自自分のロッカーをかたづけていると、
「おい、懐かしいものがあったぞ」
 ハルナさんがリンさんの肩を叩いた。
「懐かしいものですか?」
「うむ」
 そう言ってハルナさんが誇らしげに見せたのは、女子校には明らかに似つかわしくない、手錠というアイテムだった。
「これって……」
「リンが初めてクラ部へ来たときに、アキラがはめようとしていた手錠だ」
「それは誤解です」
 念の為、口を挟ませてもらう。
 リンさんがクラ部に入ってからひと月以上経ち、僕がそんなことをする人ではないとリンさんも知ってくれているだろうけど、リンさんには妙なところでピュアすぎるきらいがあるので。
「そうですよ、ハルナ先輩。アキラ先輩はそんなことしないですし」
「……チッ」
「ドンマイネー、ハルル」
 つまらなそうに舌打ちをするハルナさんの背中を励ますようにレミィが撫でる。女の子だから止めた方がいいと注意はしているものの、ハルナさんの癖がなおることはなさそうだ。
「ハルナさん。ハルナさんのロッカーが一番もので溢れているんですから、頑張らないと今日中に終わりませんよ?」
 整理整頓が出来ないわけではないが、ハルナさんは何でもロッカーに入れる癖があるので、ロッカーの中にあるものの数は、僕やリンさんの倍ではきかない。
 手に握った手錠を見つめたまま、すっかり掃除の手が止まっていたので注意をするも、ハルナさんは微動だにしなかった。
「……ハルナさん?」
「……なぁ、ちょっと尋ねたいことがあるのだが」
「……何でしょう?」
 何だかイヤな予感を感じたものの、聞いておく。ハルナさんは疑問を抱えたまま別のことが出来るタイプではないので。
「リン。ちょっと手を出してくれ」
「何でです?」
「まぁ、よいではないか。悪いようにはせん」
「はぁ……」
 生返事をし、リンさんが恐る恐る左手を出すと、何時になく真剣な表情のハルナさんはその手に持った手錠をリンさんの片手にはめた。
「あ!? な、何するんです!」
 突然のことに当然の反応をリンさんが見せるも、
「アキラ。……そうだな、アキラは右手を出してくれ」
 ハルナさんは一切取り合ったりしない。
 ……これって僕の手にも手錠を……。
 手を出せばどうなるか。それは火を見るより明らかだったが、普段見せないような真面目な顔から、悪戯目的でやっているわけではないと判断し、右手を差し出す。
 すると。
 案の定、ハルナさんはリンさんの左手と反対側の輪っかを僕の右手にはめた。
「……それで、ハルナさん? これに何の意味があるんでしょう?」
 手錠によって繋がれる僕とリンさん。
「うむ。たまに刑事ドラマなどで、刑事が犯人にはめた手錠を自分にもはめることがあるであろう?」
 ……確かに見たことがあるかもしれない。僕が見たのはドラマじゃなくて、ある三世の怪盗が活躍するアニメだけど。警察ではなく怪盗が主役だけど。
「……それが何か?」
 意図を掴みきれずに尋ねると、ハルナさんは渋い顔をした。
「どうしてそのようなことをするのかと思ってな。犯人の両手に手錠をかけるだろ、普通」
 ……言われてみれば。
「……多分ですが、捕まえた犯人が逃げてしまわないようにでしょうね。他に仲間がいれば大丈夫でしょうが、一人では心許ないので」
「……ふむ。そういう道理か」
「あくまでも僕の推論ですけどね」
 なるほどなとハルナさんがゆっくり頷く。
 ……納得してもらえたなら何よりだけど、ハルナさんも妙な疑問を持つものだ。昨日テレビで刑事ドラマでも見たのかな。
 まぁでも、これで疑問が片付いてくれてよかった。これでロッカーの中を片付けてもらえる。
「ハルナ先輩、もう外してもらっていいですか?」
「うむ」
 僕と繋がれたままだったリンさんのお願いに即答し、ハルナさんが自分のロッカーを物色する。
「……あ」
 何かに気づいたように声を漏らすハルナさん。
「……どうしたんです?」
 恐る恐るリンさんが尋ねると、
「鍵をなくしてしまった」
 ハルナさんはマズったと苦笑いを浮かべた。
「か、鍵がないって、それじゃ外せないですし!」
「ま、まぁ落ち着け。代わりにいいものを見つけた」
「いいもの……?」
「うむ。ロッカーの中に金属用のノコギリがあった」
「何でですか!?」
 ノコギリを手渡されたリンさんが驚愕するのも無理はない。女子高生のロッカーからノコギリが出てきたら、普通誰だって驚く。工業系の学校じゃあるまいし。
 ……いや、工業系の学校のことはわからないけど。
「仕方ないですね。リンさん、時間もあまりないですし、切ってもらっていいでしょうか?」
「私がです!?」
「はい。生憎、僕は利き手が塞がっているので」
 こういうときは第三者にやってもらうのがいいと思うけど、ハルナさんに刃物を持たせるのはイヤな予感がするし、レミィは自分のロッカーの整理整頓に集中してるみたいだから、邪魔をしてしまうのは忍びない。
「いいんですか……?」
 ノコギリの刃先を見つめながら、リンさんが息をのむ。緊張しているのだろうか。
「はい。少しもったいないですが、特に使い道はないですしね」
「……わかりました」
 返事をし、心を落ち着けるように深く息をはくと、
「いきますよ?」
 リンさんは僕の右腕にノコギリを当てた。
 ちょ!? 違う違う違う! 違うから! 違いますから!? 僕の手じゃなくて手錠ですから! 手錠! 特に使い道ありますから!?

現在連載中。
『SSクラ部へようこそ2』

『SSクラ部へようこそ2』①
『SSクラ部へようこそ2』②
『SSクラ部へようこそ2』③
『SSクラ部へようこそ2』④

過去に連載していたもの。
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?』
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『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?』連載版①
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?』連載版②
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?』連載版③

『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?』連載版④
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?』連載版⑤
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?』連載版⑥
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?』連載版⑦
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?』連載版⑧

『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?』連載版⑨
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?』連載版⑩

『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?2』

『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?2』① 
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?2』②
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?2』③
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?2』④
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?2』⑤
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?2』⑥
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?2』⑦
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?2』⑧
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?2』⑨
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?2』⑩
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?2』⑪
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?2』⑫
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?2』⑬
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?2』⑭
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?2』⑮
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?2』⑯
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?2』⑰
『わたしと!あなたの?声春ラジオ!?2』18(終)

『SSクラ部へようこそ』

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『SSクラ部へようこそ』①
 『SSクラ部へようこそ』② 『SSクラ部へようこそ』③
『SSクラ部へようこそ』④ 『SSクラ部へようこそ』⑤ 『SSクラ部へようこそ』⑥ 
『SSクラ部へようこそ』⑦ 『SSクラ部へようこそ』⑧ 『SSクラ部へようこそ』⑨
『SSクラ部へようこそ』⑩ 『SSクラ部へようこそ』⑪ 『SSクラ部へようこそ』⑫
『SSクラ部へようこそ』⑬ 『SSクラ部へようこそ』⑭ 『SSクラ部へようこそ』⑮ 
『SSクラ部へようこそ』⑯ 『SSクラ部へようこそ』⑰ 『SSクラ部へようこそ』⑱ 
『SSクラ部へようこそ』⑲ 『SSクラ部へようこそ』⑳ 『SSクラ部へようこそ』㉑
『SSクラ部へようこそ』㉒ 『SSクラ部へようこそ』㉓ 『SSクラ部へようこそ』㉔
『SSクラ部へようこそ』㉕ 『SSクラ部へようこそ』㉖ 『SSクラ部へようこそ』㉗
『SSクラ部へようこそ』㉘ 『SSクラ部へようこそ』㉙ 『SSクラ部へようこそ』㉚
『SSクラ部へようこそ』㉛ 『SSクラ部へようこそ』㉜ 『SSクラ部へようこそ』㉝
『SSクラ部へようこそ』㉞ 『SSクラ部へようこそ』㉟ 『SSクラ部へようこそ』㊱
『SSクラ部へようこそ』㊲





じゃんけんしようよ
十千しゃなお
2013-12-14

 

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